株式会社大森工業野田

お問い合わせはこちら
04-7124-2112
noda@ohmori-kogyo.co.jp

本社

鉄を錆から守り、資源を大切に。

鉄鋼製品の表面に施された亜鉛めっき被膜は、外部の腐食環境から鉄鋼製品を保護する保護被膜となります。更に、亜鉛は鉄よりイオン化傾向が高いため電気化学作用を起こして鉄素地への腐食を防止します。主な用途は、鉄塔、鉄骨、ボイラー、仮設機材、グレーチング、冷凍機器、造船関連、防音、防護壁関連、橋梁関連、鉄道関連、用水用カバー、各種継手、鋳造品等 近年は、鉄筋の耐久において塩害対策が重要課題となり、大森グループは、「鉄筋コンクリート用溶融亜鉛めっき鉄筋」の認定を取得しました。

  • 営業内容画像1
  • 営業内容画像大型めっき槽
    長さ 13,000mm
    幅  2,200mm
    深さ 2,200mm

本社工場案内

事務所

事務所

ヤード

ヤード

めっき加工前

めっき加工前

鋼構造物加工を終えてめっき加工を待つ

鋼構造物加工を終えてめっき加工を待つ

めっき加工前セッティング

めっき加工前セッティング

めっき加工 コントローラー室で管理

めっき加工 コントローラー室で管理

めっき加工

めっき加工

めっき加工

めっき加工

めっき製品検査

めっき製品仕上

出荷を待つめっき製品

出荷を待つめっき製品

入出荷場全景

入出荷場全景

入出荷場全景

工場全景

北関東営業所

受注から納品の拠点、北関東営業所

大型鋼材の受入から納品管理まで機能アップされた広大なヤードを持つ北関東の拠点として、2021年4月にオープンいたしました。 至近に北関東道路と接することで、首都圏、北関東エリアに迅速にお応えしてまいります。

営業内容画像1

営業所全景

営業内容画像1

ヤード全景

営業内容画像1

大型鋼材の搬入、搬送

営業内容画像1

溶融亜鉛めっきとは

溶融亜鉛めっきとは溶融亜鉛めっき加工上の注意点めっきの工程溶融亜鉛めっきの規格溶融亜鉛めっきの特徴と特性めっきの加工製品例

溶融亜鉛めっきは、高温で溶かした亜鉛に鋼材を浸し、表面に亜鉛皮膜を形成する技術です。

亜鉛めっき加工を施した鋼材は、錆びや腐食を発生しません。塗装や電気めっきなどとは異なり、亜鉛と鉄から形成される「合金層」により、亜鉛と鉄が強く金属結合しているため、長い年月を経てもめっきは剥がれることがありません。

鉄を錆から守り資源を大切にする溶融亜鉛めっき製品は、あらゆる分野で使用されています。

溶融亜鉛めっき

溶融亜鉛加工上の注意点

なぜ、孔あけが必要か?

めっきの工程

工程

脱 脂

油脂類が付着していると酸洗作業をさまたげ、不めっきの原因となるのでアルカリ液の加熱槽に浸漬し脱脂を行います。

濃度 8~14%
温度 50~90℃

酸 洗

塩酸液中に浸漬して素材表面の錆を溶解除去します。酸化スケールが残っていると良いめっきができません。また、酸洗中に素材がおかされないように、塩酸液には抑制剤を添加します。

濃度 7~23%
温度 常温

フラックス処理

塩化亜鉛アンモニウムの溶液に浸漬し、フラックス処理を行います。これによって酸洗後に生成した素材表面の酸化物や酸洗で除去できなかった微量の酸化物を 除去するとともに、めっき時の鉄と亜鉛との反応を促進させます。

濃度 23~33%
温度 60~80℃

亜鉛めっき

フラックス処理の終わっためっき素材を、亜鉛めっき槽に浸漬してめっきを行います。亜鉛の付着量は亜鉛の温度と浸漬時間により管理いたします。

亜鉛浴純度 97.5%以上
温   度 440~460℃

溶融亜鉛めっきの規格

1.溶融亜鉛めっきに関する日本産業規格

●JIS H 8641 溶融亜鉛めっき
●JIS H 0401 溶融亜鉛めっき試験方法

2.めっきの種類

めっきの種類は膜厚によって区分し、種類の記号は表1のとおりです。

表1- 種類の記号及び膜厚並びに適用例

種類の記号 膜厚(㎛) 適用例(参考)
HDZT 35 35以上 厚さ5㎜以下の素材、直径12㎜以上のボルト・ナット、厚さ2.3㎜を超える座金などで 遠心分離によって亜鉛のたれ切りをするもの又は機能上薄い膜厚が要求されるもの
HDZT 42 42以上 厚さ5㎜を超える素材で、遠心分離によって亜鉛のたれ切りをするもの又は機能上薄い 膜厚が要求されるもの
HDZT 49 49以上 厚さ1㎜以上の素材、直径12㎜以上のボルト・ナット及び厚さ2.3㎜を超える座金
HDZT 56 56以上 厚さ2㎜以上の素材
HDZT 63 63以上 厚さ3㎜以上の素材
HDZT 70 70以上 厚さ5㎜以上の素材
HDZT 77 77以上 厚さ6㎜以上の素材

3.めっきの品質

有効面に適用されるめっきの品質は、次のとおりです。
外観……使用上支障のある表面状態で、規定を上まわる次のものはあってはならないとされています。
    不めっき及び剝離・接合部及び嵌合部のたれ並びに鋭利なたれ・腐食性のあるかすびき
膜厚……膜厚は 表 1 による。

4.膜厚と付着量の関係

膜厚に対応する付着量の関係は 表 2 のとおりです。

表2- 膜厚と付着量の関係

膜       厚 旧JIS規格(付着量)
種類の記号 膜厚 (㎛) 種 類 記 号 付着量(g/㎡)
HDZT 35 35以上 1種 A HDZ A 250以上
HDZT 42 42以上 1種 B HDZ B 300以上
HDZT 49 49以上 2種 35 HDZ 35 350以上
HDZT 56 56以上 2種 40 HDZ 40 400以上
HDZT 63 63以上 2種 45 HDZ 45 450以上
HDZT 70 70以上 2種 50 HDZ 50 500以上
HDZT 77 77以上 2種 55 HDZ 55 550以上

溶融亜鉛めっきの特長と特性

亜鉛付着量と環境別耐用年数

1.耐食性にすぐれています。

溶融亜鉛めっきは鉄鋼製品の表面に亜鉛の保護被膜を作り、電気化学作用(ガルバニックアクション)による優れた防効果が得られるので大気中や海水中、土壌中に於いても優れた耐食性能を発揮します

溶融亜鉛めっき被膜断面

2.密着性にすぐれています。

溶融亜鉛めっきは他の塗装と違い鉄素地と亜鉛の合金化反応により密着しておりますので、過激な衝撃や摩擦以外に剥離することはありません。

3.隅々まで均一にめっきができます。

めっき層に浸漬してめっきを行いますので、パイプの内側や、タンクの内面などの中空体で目に見えない部分、手の届かない部分でも完全に均一なめっきができます。

4.経済性に富んだ防食方法です。

長期間にわたって防食効果がありますので、(地域差があります)補足的な防食手段はほとんど必要ありません。理論的には表面の亜鉛めっき層が電気化学作用により完全に消耗されつくすまで鉄鋼製品を から守りますので、長期の防食を目的とする場合、他の防法と比較して最も経済的な方法です。

鉄地の保護

5.鉄地の保護に優れています。

鉄鋼製品の表面に施された亜鉛めっき被膜は外部の腐食環境より鉄鋼製品を保護する保護被膜となります。さらに亜鉛めっき被膜が破損して鉄素地が露出してもその周囲の亜鉛が電気化学作用(ガルバニックアクション)を起こして鉄素地をから守ります。この電気化学作用は異種金属間に発生する金属電池の働きとして説明されております。すなわち鉄よりもイオン化傾向の高い亜鉛が犠牲となって鉄鋼を腐食から守り続けるのです。

めっきの加工製品例

道路標識柱
手摺
鉄塔
高速道路フェンス
鉄道
プラント鉄骨
グレーチング
ウォータースライダー
津波避難タワー
階段
オブジェ(ゴジラヘッド)

このページのトップに戻る